
こんにちは、牛歩カフェオーナーの一歩目です。
最近「ボードゲーム」という言葉を耳にすることありませんか?
ここ数年テレビ・CM・マンガ・アニメ・動画サイトと、幅広くメディア展開しており、知育にも効果があると国内評価も変わり始めています。
まだまだ世界に比べて市場は小さいですが、ボードゲーム専門店・カフェなども急速に増えつつあり、市場が大きくなることをボードゲーム好きとしてはとても期待しています。
今回ご紹介する記事は、そんな火が付き始めたボードゲーム界の不朽の名作、「カタンの開拓者たち」についての魅力をお伝えしていきたいと思います。
「お子さん・お孫さんと遊んでみたい」、「友人・仲間内で遊んでみたい」、「面白そうだから手を付けてみたい」という方は必見です。
どんなゲームなの?
1995年にドイツで誕生した「カタンの開拓者たち」。
同年ドイツ年間ボードゲーム大賞に輝き、世界的大ヒットを果たし、その後数々の賞を受賞しました。
誕生から30年近く経つにも関わらず、今でもボードゲーム会のトップを走り続けており、世界3大ボードゲームと言われるようになりました。
その勢いは世界に伝播し、日本語はもちろん20ヶ国語以上へ翻訳され、愛され続けている不朽の名作となっております。
ゲームスペック
対象年齢 | 10歳以上 |
プレイ人数 | 2人~4人(拡張セットを使用すれば6人まで可能) |
準備時間 | 10分 |
プレイ時間 | 60分~90分 |
必要スペース | 4人掛けテーブルがあれば十分 |
面白さの秘訣
初心者でも勝てる
「カタンの開拓者たち」では、初めてプレイされた方が、経験者に勝つの珍しくありません。
それを実現しているのが、拡大再生産系ゲームでありつつ、運と戦略のバランスを絶妙に保ったゲームシステムにあります。
運と戦略のバランス
拡大再生産系と呼ばれるゲームは、運要素は極力排除され、戦略に重きが置かれる事が非常に多いジャンルです。
例えば、リアルな投資も分析と道筋を立て、現状に合わせて都度修正していきますよね?
そんな事をゲーム内でやったら、それこそ専門的な知識を必要としてくるので、初心者には絶対おすすめ出来ません。
その初心者が勝つためには、経験者が負ける「要素」が必要です。
それは絶対に経験では覆せない「運」です。
簡単に言うと「今回は運が悪かった~(テヘペロ)」です。
「カタンの開拓者たち」では、その運と戦略のバランスをダイス(さいころ)という形で実現しています。
その結果、初心者でも勝てる可能性が十分生まれ、経験・未経験問わず同一卓についても気負わず気軽に遊べるようになっています。
交渉が出来る
「資産のトレード交渉」これがカタンの最大の特徴です。
ゲームで使う資産を他のプレイヤーとトレード交渉が出来る。
これは他のゲームにはあまり無い、変わったルールです。
カタンはゲーム進行に必要な資産を他のプレイヤーと相談してトレード、または拒否する事が出来ます。
これによりボードゲームという「アナログゲーム最大の特徴」でもあるコミュニケーションが加速します。
カタンという媒体を基にコミュニケーションが進むなか、「誰か!これとこれを交換して!」「これとこれならいいよ」みたいな対話が発生するので、和気あいあいな雰囲気が自然に出来上がります。
なお、資産の元を生み出す決定権を持っているのもダイスです。
不足しがちな資産は必然的に価値が上がります。
同等のトレード交渉か有利なトレード交渉をするかはあなた次第です。
会話によるトレード交渉は運要素も含んだ戦術・戦略の1つでもあります。
勝利へのルートが豊富
ゲーム内では最初に10点を獲得した人が勝者となります。
「カタンの開拓者たち」は10点へのアクセスルートが豊富に存在し、この豊富なアクセスルートが運要素であるダイスを戦略性へとコンバートしています。
自他の状況を分析し、いかに勝利へ近づくかがキーとなります。
そしてその接戦を勝ち抜いた人には栄光を。
負けてしまった人は悔しい思いをするでしょう。
そこで必ず「もう1回!」と声がかかります。
なぜなら、誰しも心に秘めているのは「次はもっとうまくやれる」だからです。
でもほぼ100%、予定していたシナリオと違う動きを強いられますけどね(笑)
ダイスの神様(運要素)は気まぐれですから。
だからこそ、自分の戦略を証明したくて、何度も遊びたくなるんでしょうね。
大切なのはイマジネーション
私見になってしまうのですが、ボードゲームで一番大事なのは「世界に浸るためのイマジネーション(想像力)」だと思っています。
ゲームに設定された歴史背景を知ることで、より一層ゲームの世界にのめり込む事が出来ます。
以下に、設定された背景を簡単にですが、まとめたものをご用意しました。
「時は大航海時代、探検家たちはこぞって未開の新天地を求めて旅立ちます。」
「長く苦しい航海の果てに、探検家たちは無人島を発見します。」
「そこには広大な土地と豊かな資源が存在し、人々はこの島を「カタン島」と名付けました。」
「プレイヤーは「カタン島」の開拓者となり、広大な土地と資源豊かな島を開拓し始めます。」
「しかしその土地と資源を狙っているのは、他の開拓者(プレイヤー)たちも同じ。」
「未開の新天地「カタン島」の支配者になれるのはただ1人。」
「土地と資源、他の開拓者(プレイヤー)と交渉・交易を上手に利用し、カタン島の開拓競争を勝ち抜きましょう。」
想像出来ましたでしょうか?
想像が出来るようになると、プレイヤー同士での変わった会話も生まれて思わぬところで笑いが生れるようになります。
最後に

最後まで記事を読んで頂きありがとうございます。
いかがでしたでしょうか?
冒頭でもお伝えしましたが、カタンは長年ボードゲーム界のトップに君臨し続けています。
そのため、シリーズ化されており、拡張セットも多種多様に用意されています。
スタンダードと呼ばれる基本セットは4人までですが、拡張セットを使用すると6人までプレイ可能になります。
息子・娘・パパ・ママ・じいちゃん・ばあちゃん一度に遊べます。
ゲーム本体も\3,000弱とボードゲームの中ではリーズナブルな部類になります。
世界に向けて大量に生産されているからこそ可能なんでしょうね。
かくいう私も拡張を3つ所持しております。※その内の2つ
私も将来、本物のカフェをオープンする事になったら必ずお店に2個以上は置きます。
それぐらいおススメ出来ると私は強く確信しています。
この記事をきっかけにボードゲームの世界に一歩目を踏み出された方がいたら幸いです。

「ボードゲーム初心者にはこれがオススメ!不朽の名作「カタンの開拓者たち」」でした。
余談
20年近く前になりますが、あのバイオハザードで有名なカプコンも「カタンの開拓者たち」を販売していました。
本体はスタンダード版にくらべてとてもコンパクトで可愛らし見た目をしています。
※なお、スタンダード版の拡張セットと互換性は無いので注意してください。購入はスタンダード版をおススメします。
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